RENAULT EXPRESS |
お店は大阪羽曳野市にあるラグピースさん、こんな近くならちょっと見に行って見ましょうと行ってきました。
南阪奈道路沿いにあるお店に付くと敷地内にはフェラーリやマセラティ、ポルシェが並ぶ高級スポーツカー屋さん?その中にルノー・エクスプレスも並んでいるのですが…ちょっと異質。
早速お店の事務所に「こんにちは~」と元気良く挨拶すると「はぁ!?」とお店の人に怪訝な顔をされました!(汗)
聞いてみるとこの日はじつはお店は休みだったそうで偶々急ぎ整備の車があったのでお店を開けていただけとか?お休みの日にどうもスイマセンでした。
それでも車を見せていただける事になりまずは見た目チェック、カーセンサーに載っていた写真だとかなり綺麗に見えたのですがそこは13年落ちの車、天井等にクリア剥げアリ、小傷なんかもチラホラ…でもまぁこう言う車だとそれもまた味かな?ナンバープレートが岩手ナンバーだったので凍結防止剤で錆びてるんじゃ?と思いましたが目立つような錆びは見つけれませんでした。
聞けば前のオーナーさんは岩手出身でナンバープレートだけ岩手で大阪にお住まいの方だそうです。
写真は撮り忘れましたがエンジンルームも比較的綺麗でアイドリングも静か、大きめ電動ファンも早い目に回りこの日の気温だと水温も水温計の真ん中辺りで安定、電動ファンの音がとても静かで最初回っているのに気づきませんでした。
ドライブシャフトブーツはそろそろ換え時か?結構グリスが滲んでました、下回りを覗くと他にオイル漏れ等は無さそうですが整備記録を見てもらうとタイミングベルトを換えた記録が無くルノーの交換推奨距離は分かりませんがウォーターポンプと一緒に交換した方が無難でしょうか?
内装の方はダッシュ周りには小傷が沢山あるものの年式から考えれば良い方かな?気になるのは助手席のシートのほつれ、かなりの範囲でほつれて中のスポンジまで見えてきそうです。
帰ってからネットで調べてみるとエクスプレスはそういう車多いらしく大体サンクのシートに替えるのでとか?
残念ながらクーラーはそれほど利きそうにありませんでした、それに面白かったのは風量調節が2段しかありません、そよ風か?強風か?です。
メーターはスピードメーターと水温計それに小さな燃料計とワーニングランプのとてつもなくシンプルな物です。
運転してみて最初に思ったのはカーブでのロールの多さ、でも嫌な感じでは無くギャップを越える時なんかの感じでは「これがルノーの猫足か?」と思える乗り心地の良さ。
エンジンはたかが1,4リッターSOHCなので決して速いとか言うレベルじゃありませんがタコメーターも無くどれくらい回っているのか分かりませんが音からするとエンジンも軽くシュンシュン回ってとても気持ち良く走れます、それにクラッチは少々重いものの気持ち良くシフトが決まってこれも良い感じ、自動車評論家の吉田匠氏が言う低速官能と言うやつですか?
気になる点はエンジンから聞こえてくる金属音?ベルトの鳴きにしては甲高い音でどっかのベアリングが逝ってしまってるのかなぁ?それにブレーキはあんまり利かないのです…がこれくらいの方が安全運転になるか?でもタッチは最近の車のカックンブレーキでは無く万歳的には合格ですよ。
そしてこの車最大の魅力はやはりライトバンなだけあってその広大なカーゴスペース、ちゃんとした後席も付いてるのですがそれをたためば普通の自転車なんかそのまま積めるかも?バイクも原付サイズなら載っかるかな?
弱点も色々ありそうですがかなりエクスプレス気に入りました、それに値段も総額で75万円とかなりお手頃?…ただ問題はこの車フランス製では無く台湾製。
本国製でもパーツの手配が微妙な年式なのに台湾製ともなればどーなることやら…ちょっと動ける範囲で調べてみても「???」乗ってる人が極端に少ないのか?ネットでもあまり参考になる所がありませんでした、と買った後の心配が…。
…等と考えつつ今夜もネットで中古車探しをしていると「え!あの車がこの走行距離で13万8千円!?」。